【グリービジネスオペレーションズ株式会社の取り組み 特例子会社×在宅ワーク】(セミナーレポート)
2024年2月23日に開催されたセミナーでは、グリービジネスオペレーションズ株式会社(以下GBO)の代表取締役社長山本千晴氏をお招きし、特例子会社としての取り組みや在宅ワークにおける課題とその対応策についてお話を伺いました。GBOは、2012年にグリー株式会社の特例子会社として設立され、主に障がい者が自律的に成長し続けられる環境を提供することを企業ビジョンに掲げています。

グリービジネスオペレーションズ株式会社(GBO)の取り組み
1. 在宅勤務の導入と業務展開
GBOは2020年4月のコロナ禍を機に在宅勤務を導入し、2022年4月には完全在宅へと移行しました。現在は、ゲームビジネスサポート、総務・人事サポート、コマース・DX業務の3つの分野で、グリーグループ各社から月に250種類以上の業務を受託しています。特に、障がい者が自分の能力を最大限に発揮できる環境づくりに力を入れ、就職定着率100%を達成しています。
2. 働きやすい環境の整備
GBOでは、在宅勤務特有の課題に対応するため、社員の声を反映しながら対策を講じています。特に、社員同士のコミュニケーションと適材適所の業務割り振りを重視し、リーダーとの定期的な1対1の面談や、カウンセラー、社長、外部専門家との相談の機会を提供しています。これにより、社員が自分の特性を理解し、それを活かしながらモチベーション高く働くことができる環境を整えています。
3. 成長し続けるための支援
社員の成長を支えるため、GBOでは興味や強みを活かせるチャレンジの機会を提供しています。マネージャーと話し合いながら目標設定や評価制度を導入し、社員の自己成長を促進。これにより、企業ビジョンである「仕事を通じて自律的に成長し続けられる会社」の実現に貢献しています。
4. 在宅勤務で重要なポイント
在宅勤務では自己管理能力が求められます。生活リズムの維持や体調管理、疲れたときの対処法を把握し、自分に合った働き方を模索することが重要です。さらに、リモート環境ではチャットを活用した迅速な報連相(報告・連絡・相談)が不可欠。GBOでは、社員が孤立せずチームの一員として働ける環境を整え、困ったときにSOSを発信できる力を養うサポートを行っています。
このようにGBOでは、完全在宅勤務という働き方の中で、社員が安心して長く働き続けられる環境を構築し、一人ひとりの成長と企業の発展を両立させる取り組みを推進しています。
参加スタッフの感想
先日開催されたGBO山本様によるセミナーでは、大変貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。社員の方々が、自らの成長を実感しながら、強みを活かして会社に貢献できる環境づくりに注力されている点が印象的でした。そのような環境であれば、社員一人ひとりが高いモチベーションを持って働けるだろうとも感じました。また、在宅勤務は一見すると快適に思われがちですが、実際には自己管理能力が非常に重要であることを改めて認識いたしました。時間や体調の管理、仕事とプライベートのメリハリなど、自分を律する力がなければ継続は難しいというお話は、大変参考になりました。
お忙しい中、ご登壇いただきました山本千晴様に、改めて感謝申し上げます。

ワンモアでは、今後も皆様のキャリアアップやスキルアップに役立つセミナーを企画してまいります。ご興味のある方は、お問い合わせください。