農作業が仕事の社会復帰への近道!?
就労移行支援事業のワンモアでは農家への手続いから農業に携わるようになりました。
農業を通しての就労支援はどのように使われることがいいのかを日々考えながら行っています。
その中で気分の変化や体力アップなど変化がみられるようになりました。
今回は就労施設であるワンモアで始めた淡路島での農業実習の取り組むについてご紹介していきます。
淡路島佐野で始めたワンモアファーム
ワンモアでは、2021年から淡路島の東側、佐野という地区に600坪ほどの広さの畑「ワンモアファーム」を運営しています。土づくりから始めた畑では玉ねぎ・レモン・ニンニクの栽培を行っています。定期的に利用者の皆さんと一緒にファームに行き、植え付けや除草、収穫の作業を行っています。収穫した作物は地域のイベントなどで販売しています。
なぜ農作業を行うのか
就労移行施設でなぜ農作業を行っているのかと疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか?メンタル不調の多くは上手く睡眠がとれず生活リズムが崩れることで悪化していきます。朝起きて日中活動し、夜になったら眠るというリズムが整うことで、心も体もバランが取れ回復に向かいます。農作業は朝から太陽のもとで身体を動かし、コツコツと作業をしていきます。身体を動かすとお腹がすきますし、疲れも溜まるのでおいしく三食べ、夜にはぐっすり眠ることができます。農作業を行うことで、生活リズムの調整と体力づくりの両方に取り組むことができるのです。自分が植えた苗がすくすくと育っていく様子や、収穫する楽しみも達成感や自己肯定感に繋がり、気分の改善に役立ちます。また、淡路島の日当たりの良いからっとした気候やきれいな海を眺めながらの作業は、癒しの効果も十分にあると思います。
生活リズムが整い、体力づくりがしっかりできてくると、社会復帰もそう遠くはありません。定期的に外で身体を動かし、農作業を行うことは社会復帰への近道になるかもしれません。